【連載】日本再興の鍵はSXにあり 中小企業も例外なし。会社が「サステナブル経営」を無視できなくなった理由

WEBメディア「coki(コウキ)」を運営している株式会社Saccoの加藤俊です。この連載コラムは、主に中堅中小企業を対象にして、持続可能な社会づくりにどうやって適合していけばよいのかを一考するものです。そのため、SDGsやESG、ステークホルダー資本主義といった海外から流入してきたメガトレンドを紐解きながら、時には歴史を遡り、江戸時代の石田梅岩や近江商人の「三方よし」に代表されるような伝統的な日本式経営の価値観とトレンドとのすり合わせを試みたいと考えています。

なぜ、多くの企業がサステナブルを語るようになったのか?

今回は、サステナブルなトレンドがなぜ海外から起きたのか、こうしたトレンドの背景には何があるのか、を整理することからはじめたいと思います。


企業各社が、我先にと「当社は持続可能な社会づくりに寄与しています!」と自己開示するようになった理由は何なのでしょうか。


多様な働き方、多様な幸せのカタチ、といったように個の価値観が変わったから、という前提はあるのですが、世界で気候変動に対する危機意識の持ち方に乖離がでてしまったことを知る必要があります。


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プロフィール

株式会社Sacco(サッコ) 代表取締役 加藤 俊

様々な業種業態の企業を取材して、サステナブルな企業がマルチ・ステークホルダーを重視した経営を行っていることに気付く。2015年8月株式会社Sacco設立。2017年9月一般社団法人100年経営研究機構 『百年経営』編集長。社会的養護の自立を応援するヒーロー「くつべらマン」の2代目。一般社団法人SHOEHORN 理事。養護施設、矯正施設の出身者の社会復帰支援に取り組む。法人のサステナビリティ(持続可能性)や非財務情報を可視化するWEBメディア「coki(コウキ)」を運営。

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