イベントレポート 10/4開催「資本主義とは何か?-ポスト資本主義を見据えて-」 COTEN代表・深井龍之介氏「ポスト資本主義の論調は、様々な考え方がグラデーションのように分布している」
資本主義の定義
深井:資本主義とは、文化や思想、制度など様々なものを包括した社会そのものであり、一言で言い表すことが難しい概念です。資本主義という言葉は、19世紀中頃にフランス語で使われはじめ、その後、ヨーロッパを中心として急速に広がりました。
このときは、産業革命によって工業化した社会を指す言葉として批判的な意味合いで使われています。また、マルクスが提唱した社会主義と比較する概念としても語られます。つまり、「資本主義そのものが何か」という根本的な議論はなされておらず、社会学者や経済学者によっても定義は様々です。
カール・マルクスは資本主義を「分業と貨幣経済を前提とする市場」と定義。マックス・ウェーバーによれば、資本主義的な経済行為は「競争と交換」「市場価格による行動決定」「資本の投下」「利潤の追求」という特徴がある社会だとし、ヨーゼフ・シュンペーターは、「資本主義は貸与された資金を用いてイノベーションがなされるような形態の私有財産制度である」と言います。
資本主義6つの特徴と課題
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