名画で読み解く世界経済 ー 第6回 最終回 アメリカ編 絵画に描かれた経済発展の象徴からアメリカが大国となれた理由を探る

アメリカはなぜ強いのか──。18世紀末に世界最大のイギリス帝国から独立を勝ち取った同国は19世紀を迎えると、製造業の発展とそれを支える金融資本主義を加速させていく。一代で巨万の富を築いた新興国の富豪たちはヨーロッパの美術品を買いあさり、寄贈や美術館設立などを通じて社会に還元。芸術を支える寄付文化を根付かせた。(写真=トーマス・ヒルの「最後の犬釘※」で描かれているのは、開通式の様子。現代で行われているようなテープカットではなく、犬釘を打ち込む儀式が行われていた)
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