INTRODUCTION 困ったときの処方箋になってくれる一冊「実務シリーズ」とは
                                    Q1.どんなシリーズなの?
『効率と生産性を上げるタイムマネジメント仕事術』『仕事と育児・介護の両立支援 ― 令和6年改正育児・介護休業法の実務ポイント』『職場で頼りにされる人材になる!』……。
社員教育や自己啓発、社内研修などに重宝するであろう上記のような内容が一冊にワンテーマずつ、新書判80ページほどにコンパクトにまとめられています。執筆陣はそれぞれの実務に精通した専門家。最新の手法や考え方を踏まえて書き下ろし。企業実務に今すぐ活用できる実践的なノウハウを、1時間ほどで読み通せるボリューム感です。
これまでにおよそ300冊が刊行されており、ひととおりそろえて社内に常備しておけば、実務上の困りごとがあった場合、きっと処方箋になってくれる一冊が見つかること請け合いです。
Q2.誰が、どう利用する?
「実務シリーズ」はさまざまな企業で、社員教育や自己啓発教材、社内研修用テキストとして活用されています。中小企業において教育・研修分野に専門の人員や予算を割くのは、なかなか難しいのが実状。「中堅中小企業にとってのミニ実務ライブラリ」を基本コンセプトとする「実務シリーズ」は、そんなときに頼りになる教育・研修メニューを考案する際の「ネタ元」にも使え、受講者の人数分を購入・配布し、テキストとして用いることもできます。
また、実務に影響のある法改正の最新情報などを、押さえておくときにも有用です。たとえばインボイス制度への対応ならば、『インボイス制度の導入に伴う独占禁止法・下請法上の留意点』を読めば、必要なことを無駄なく確認できます。
Q3.人気のタイトルは?
特に好評を博しているのは、新入社員や若手社員の教育に関するものです。次の4冊は定番のヒット作となっています。
『新入社員の心得と実務―「できる新入社員」の条件』
『なぜ働くのか ― これから社会に出る皆さんへ』
『ビジネス文書・eメールの書き方とマナー』
『これだけ知っていれば安心! ビジネスの基本マナー』
この4冊セットを毎年、新入社員の人数分購入し、配布している企業も多いそう。それだけ内容がたしかで充実したものであるのだと言えます。
Q4.ビジネス書との違いは?
「実務シリーズ」の新書判80ページ程度というボリューム感は、実務に応用するうえで、まさにほどよいものとなっています。書店のビジネス書コーナーへ行けば専門書はたくさん並んでいますが、300ページもある一冊をひもとくのはたいへん。とりあえず概要とポイントだけすみやかに知りたいというときには、「実務シリーズ」こそ役に立ちます。コンパクトではあっても、ぎゅっと凝縮して中身のあるものとなっていますので、ぜひ手に取ってください。

毎月、一冊ワンテーマで約80ページ、これまでに300冊ほどを刊行
◎文/山内宏泰 写真/嶋本麻利沙
◎「SMBCマネジメント+」2025年11月号掲載記事
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