特集 - 超高齢社会の市場開拓 【総論】 データで見る、超高齢社会のいま 「安心して使いきれる社会」が消費促す

65歳以上が全人口の21%を超える「超高齢社会」に日本が突入したのが2007年。2022年には4人に1人以上が高齢者という、世界一の高齢先進国となっている。労働力人口の減少、医療・介護の逼迫、高齢者世帯の孤立化などさまざまな課題はあるが、そうした社会課題の解決に取り組んだ先には大きなビジネスチャンスが眠っている。中堅中小企業がシニア向けマーケットを開拓するためのヒントを考える。

現代の日本が直面している超高齢社会とは、いったいどのようなものなのか。株式会社ニッセイ基礎研究所で高齢社会について研究している、ジェロントロジー推進室上席研究員の前田展弘氏に、各種推計や調査をもとにした高齢者の人口構造や消費実態、今後の可能性について聞いた。
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