特集 - 〈シリーズ 「人的資本経営」を考える〉選ばれる企業になるための採用活動 【総論】中堅中小企業の人的資本経営と採用の考え方

少子化の影響などで、中堅中小企業の採用活動は厳しい状況に置かれて久しい。さらに、コロナ禍の落ち着きにともなって大企業の採用意欲が高まり、学生の大企業志向も相まって今後の新卒採用では“売り手市場”に一層拍車がかかることが予想される。そのような状況で採用活動は今、「人を選ぶ」視点よりも「人に選ばれる」視点がより重要性を増してきている。自社に合った人材に選ばれる企業になるための考え方や方法を紹介する。
現在、大企業中心に推進されている人的資本経営だが、中堅中小企業も経営に活かすメリットは大きい。神戸大学経済経営研究所准教授の江夏幾多郎氏は、人的資本経営の基本的な考え方をもって人材採用に臨むことが大切だと語る。
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