GINSEN知恵袋 意外と知らない?「三大疾病」とは 

GINSEN知恵袋では、意外と知らない情報をわかりやすく説明します。本稿では、最近耳にすることの多い「三大疾病」について説明します。




三大疾病とは「がん」「心疾患」「脳血管疾患」のことを指します。日本人の死因の上位を占めており、患者数も非常に多く、私たちの身近にある病気です。



 

では、三大疾病とはどのような病気なのでしょうか。見ていきましょう。




【がん】

① がんについて知っておきたいこと  

  誰でもな可能性があります。現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。


② がん(悪性腫瘍)と良性腫瘍  

  悪性腫瘍とは、無秩序に増殖しながら周囲にしみ出るように広がったり(浸潤)、体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)するもののことをいいます。一方、浸潤や転移をせず、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと増える腫瘍を良性腫瘍といいます。


③ がんの分類  

  がんは、がんが発生した細胞の種類によって、癌腫や肉腫、血液がんなどの種類に分類されます。

 


【心疾患】

①心疾患とは、心臓に生じる病気のこと 

  心疾患自体は一つの病名ではなく、 心筋梗塞 ・ 狭心症 ・ 心臓弁膜症 ・ 不整脈 ・ 心筋炎 ・先天的な心臓の異常など、“心臓の病気の総称”として用いられます。 これら心臓の病気は単独でも起こりますが、複数の心疾患を同時にもつことも少なくありません。


② 心臓の働き

  心臓は全身に血液を送り出し、活動に必要な酸素や栄養素を送り届けるポンプ機能を担う臓器です。 心臓は筋肉でできているため、心疾患によって心臓の筋肉にダメージが生じたり、心臓に過度な負担が掛かって筋肉が疲弊したりすると、心臓の機能は徐々に低下していきます。



【脳血管疾患】

①脳血管疾患は脳血管の異常が原因で起こる、脳・神経の疾患の総称

脳血管疾患と脳卒中はよく混同されますが、脳血管疾患の方が脳卒中より大きな括りとなります。脳血管疾患は、脳卒中以外にも高血圧性脳症・脳血管性認知症などを含む脳の血管のトラブル全般を指しています。


② 脳卒中

  脳卒中は脳に突然アクシデントが発生して倒れることを意味しており、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の3種類の疾患を指す言葉でもあります。脳卒中は2種類に大別され、脳の血管が狭窄・閉塞することで生じる脳梗塞や一過性脳虚血発作などの虚血性脳卒中と、脳の血管が破れて生じる脳出血やくも膜下出血などの出血性脳卒中に分けられます。



今般、働き方改革を推進し、治療と就業を両立できる福利厚生制度として、三大疾病に備えた保険にご加入されている、あるいは新たに加入を検討されている企業さまも増えています。しかしながら、ひとくちに「三大疾病の保障」といっても保険会社・保険商品によって「三大疾病」に含まれる病気の範囲は異なります。まずは、補償内容を確認してみましょう。



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