イベント・セミナー 第1回NARO食と健康の国際シンポジウム 「「食」の研究を世界の市場へ」

農研機構では、2022年3月にグローバルな視野で研究を進める食品関連企業や大学、研究機関に参加を呼びかけて、「食と健康」をテーマにした国際シンポジウムをオンラインで開催します。
ご関心のある方は、事前登録の上、ぜひご参加ください。



世界の農業・食品産業を取り巻く状況は大きく変化しています。新型コロナウイルスのパンデミックによりフードチェーンの脆弱さが露呈し、食料安全保障の重要性が再認識されました。気候変動による農畜産物生産の不安定化が顕在化する中で、世界の人口増加にともなう食料需要の拡大も予測されており、持続的な食料生産と供給の実現は世界全体の課題です。


栄養と健康に着目したグローバルな食品の価値向上とマーケット拡大は、世界中の人々の栄養改善と健康長寿の実現を通してSDGs達成に貢献する取組であるとともに、食品関連産業におけるビジネスチャンスでもあります。


この国際シンポジウムは、基調講演セッションと3つの分野別セッションで構成されています。また、各セッションのテーマに沿って、業界をけん引する企業に参加いただき、特徴ある取組の紹介や研究開発ニーズのマッチングを目的とした「ピッチ」を実施します。


開催概要

日時

2022年3月1日(火) 14:00~17:10

2022年3月2日(水) 14:00~17:15


主催

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、NARO)


後援

ワーヘニンゲン大学研究センター(WUR)、フランス国立農業研究所(INRAE)、

オランダ王国大使館、在日フランス大使館科学技術部、

Foodvalley NL、Vitagora


運営協力
日経サイエンス

プログラム概要

基調講演

「「食と健康」のグローバルトレンドと国際イニシアチブ」「「食と健康の課題解決」に向けた企業の挑戦」「基礎から実用化まで切れ目ない研究開発による機能性食品の開発と将来の健康食品研究」「食と健康:科学だけでは不十分!」についての話題提供により、シンポジウムのコンセプト「食の研究を世界の市場へ」に関する成功事例を共有します。


セッションⅠ「栄養・健康」

ヘルスプロモーションに注目した食と健康の国際的なトレンドのなかで、機能性表示制度や栄養のメカニズム研究など、栄養管理のイノベーションを通して「食による健康長寿」を目指す最先端の研究を紹介します。


セッションⅡ「豊かな食と健康を支える作物開発」

人口増加および気候変動で不確実性が増す21世紀の農業生産に対し、ゲノム情報、センシング・ICTを駆使した作物開発によってどのような最適解を導くことができるか? 最先端技術を紹介して、今何ができるのかを議論します。


セッションⅢ「食品科学から世界規模のビジネスへ」

アグリ・フードテックにおける研究開発、標準化・規格基準化、おいしさの追求などのブランド化戦略について、オープンイノベーションの視点で議論します。


参加方法
オンライン開催(当日の参加方法については参加登録後にお知らせいたします)

使用言語
英語(日本語の同時通訳あり)

参加費
無料

定員
オンライン:1,000名

申込締切
2022年2月22日(火)

チラシ


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プロフィール

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

農研機構(のうけんきこう)は、我が国の農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関です。

この分野におけるわが国最大の研究機関であり、職員数約3,300名(正職員のみ)、年間予算767億円(うち運営費交付金657億円)[2019年度決算]。全国各地に研究拠点を配置して研究活動を行っています。

当機構は1893年(明治26年)に設立された農商務省農事試験場にその起源があります。農林水産省の試験研究機関の時代を経て、2001年(平成13年)に独立行政法人として発足しました。以後、数回の統合を経て2016年(平成28年)に現在の「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構」となりました。

研究開発の成果を社会に実装するため、国、都道府県、大学、企業等との連携による共同研究や技術移転活動、農業生産者や消費者への成果紹介も積極的に進めています。


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