Netpress 第2431号 新年スピーチ事例 令和7年(2025年)の干支は「乙巳(きのと・み)」

日本も含めて、台湾、インドネシア、ロシア、韓国、インド、EU、イギリス、フランス、アメリカなどなど、世界各地で国のリーダーや議会の勢力(構成)を決定する「選挙イヤー」となった2024年も、いよいよ年の瀬となりました。来たる令和7年(2025年)に向けて、新年のスピーチ事例と、十二支や干支、主な行事予定などに関する情報をお届けします。


日本実業出版社 月刊『企業実務』編集部


「今年は巳年、古い皮を脱ぎ捨て、新しい自分・会社を目指しましょう!」


 明けましておめでとうございます。みなさんとともに無事に新年を迎えることができて、うれしく思います。

 ご承知のように、今年は巳年(みどし・へびどし)です。巳は、十二支のなかでは6番目に数えられ、時刻でいえば午前9時から11時までの2時間、方角でいえば南南東にあたります。
 また、今年の干支は「乙巳(きのと・み)」です。干支は、甲乙で始まる十干(じっかん)と十二支の組み合わせで全部で60通りですが、その42番目になります。そして乙は、十干の2番目で、植物の成長にたとえると、「種子の殻を突き破り、芽を出す状態」を意味します。
 へびというと、しばしば嫌われ者扱いをされがちですが、一方で、脱皮を繰り返して成長することや、その生命力の強さから、「再生」「復活」「長寿」を象徴し、縁起がいい生き物とされることもあります。みなさんは、へびに対してどのようなイメージを持っているでしょうか。

 ここで少し、過去の巳年に、日本でどんな出来事があったのか振り返ってみたいと思います。
 36年前の1989年は、昭和が終わって平成が始まった年です。バブル経済の絶頂期で、年末に日経平均株価が史上最高値をつけました。昨年2月、約34年ぶりに更新されたのは記憶に新しいところです。
 24年前の2001年は、中央省庁がそれまでの1府(総理府)と22省庁から1府(内閣府)と12省庁へと再編された年です。また、「聖域なき構造改革」を掲げた小泉純一郎政権が誕生しました。
 12年前の2013年は、前年末に第2次安倍政権が発足し、「アベノミクス」が本格的に始動した年です。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催が決定したことも大きなニュースとなりました。

 さて、今回2025年の巳年は「鬼が出るか蛇(じゃ)が出るか」、いったいどんな試練が、または喜びが私たちを待ち受けているのでしょうか。どんな困難に直面しても「蛇に見込まれた蛙」のように萎縮することなく、チャンスがあれば「長蛇(ちょうだ)を逸する」ことなく、ひとたび目標を定めたならば「竜頭蛇尾」に終わることがないように、健康に留意しつつ、充実した1年にしていきたいものです。
 みなさんのますますの活躍を期待しています。一致団結して社業に取り組んでいきましょう。

※このスピーチは約3分間を想定しています

●「巳(蛇)」に関することわざ、格言、故事成語

蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる(へびにかまれて くちなわにおじる)

一度ひどい目に遭ったこと(失敗したこと)で、それ以後、必要以上に恐れ、臆病になってしまうこと


蛇の足より人の足見よ(へびのあしより ひとのあしみよ)

蛇に足があるかどうかを論じるのは無益で、自分の足元のこと(身近なこと)を考えたほうがよいということ


蛇が蚊を呑んだよう(へびがかをのんだよう)

あまりに少量でなんの足しにもならない(物足りない)こと、また、少しも影響がなくけろりとしていること


蛇の曲がり根性(へびのまがりこんじょう)

生まれつき根性の曲がった(ひねくれた)者は、直すのが難しいということ


藪をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす)

余計なことをした(言った)ために、かえって悪い結果を招いてしまうこと

●前回の「乙巳」(1965年=昭和40年)の重大ニュース

 

○マルコムX暗殺マルコムX(出生名はマルコム・リトル)は、アメリカの急進的な黒人公民権運動の活動家。2月21日、ニューヨークの集会場で射殺された。
○国産旅客機YS-11就航4月1日、日本航空機製造が生産した初の国産プロペラ旅客機YS-11が、東京ー高知ー徳島線に定期路線として就航。1973年までに累計で182機が生産されたが、2006年9月限りで定期路線から退役した。
○朝永博士にノーベル物理学賞10月21日、朝永振一郎(ともなが・しんいちろう)博士のノーベル物理学賞の受賞が決定。日本人の受賞は湯川秀樹博士に次いで2人目。量子電気力学で重要になる「くりこみ理論」が受賞対象となった。
○ホンダがF1で初勝利10月24日、ホンダがF1最終戦のメキシコGPで念願の初勝利。F1に参戦してから、わずか2年目での快挙となった。
○いざなぎ景気始まる1965年11月から1970年7月にかけて、計57か月間続いた好景気。製造業の国際競争力が高まるなか、名目成長率はインフレもあって毎年2桁で推移した。

●令和7年(2025年)の主な出来事(予定)


1月20日、ドナルド・トランプ氏が返り咲きでアメリカ合衆国大統領に就任予定
4月〜10月4月13日〜10月13日までの184日間、大阪市夢洲(ゆめしま)で「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
6月刑罰の懲役と禁錮を廃止し、「拘禁刑」に一本化する改正刑法が1日に施行
7月まで第27回参議院議員選挙(任期満了日は7月28日)
9月〜10月滋賀県で、「第79回国民スポーツ大会(国スポ)」、「第24回全国障害者スポーツ大会(障スポ)」
10月1日を調査期日とする、5年に一度の国勢調査(第22回)
11月15日~26日までの12日間、日本では初の開催となる「東京2025デフリンピック」


◎協力/日本実業出版社
日本実業出版社のウェブサイトはこちら 
https://www.njg.co.jp/



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