人を育てる ー 鶴澤 津賀寿 信頼関係の上に成り立つ厳しい指導で、古典芸能の後継者を育てる
2022年に重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定された鶴澤津賀寿氏は、江戸時代に竹本義太夫（ぎだゆう）によって始められた義太夫節の三味線奏者だ。大学卒業後に女流義太夫の舞台に出合い、厳しい修業を経て、現在は人間国宝・竹本駒之助氏の相三味線（あいじゃみせん）※を務める。一方、古典芸能の世界の間口を広げ、後継者育成にも尽力している。（写真＝年に2回開催されるアマチュア演奏家の発表会「日本素義会」にて。お弟子さんと鶴澤氏〈右から3番目〉）
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